
今回は、「【観察分析判断】全ての業種に通じる仕事術・・・仕事ができる人になるためのノウハウ(1)」の続編(2)です。
【観察分析判断】の概要についておさらい
(1)をおさらいすると、
どの業種であれ、仕事のできる人は、
①問題解決能力
②創造力
に優れており、
問題解決する際には、
観察→分析→判断(改善案)の順に自然と考えていることを解説しました。
仕事ができない人、すなわち、問題解決能力が低い人は、観察、分析、判断(改善案)のどれかを間違えて認識してしまい、適切な改善案を導き出すことができません。
観察について徹底解説
本編では、観察について解説します。
観察とは、問題点を発見することです。
問題点なんて間違うことないやんけ~~~!!!( ˘•ω•˘ )
と思われるかもしれませんが、
実は、観察が一番大切だと言っても過言ではありません。
なぜなら、観察(問題点)を認識し間違えると、その問題点を基に、分析や判断を行うため、懸命に分析や判断をしても、すべて意味がなくなるからです。
例えば、開業したけれど商品が売れず、業績が最悪だとしましょう。
問題点をどのように認識しますか??
観察欄があるとしたら、何て書きますか?
仕事ができない人は、例えば「商品が売れない」とか書くんじゃないでしょうか??
もし、観察欄にそう記入したら、次の分析ではどうなるでしょう。
観察「商品が売れない」(これが問題点)
↓
分析の際には、なぜ商品が売れないかを考えますよね。
例えば「価格が高い」となります。
↓
判断の際には、「価格が高い」という分析結果を基に、改善案を見出しますよね。
例えば「原価を下げる」となります。
この観察・分析・判断を見て、みなさんはどう思いますか??
表面的な改善案しか導き出せてないんですね!!
これが問題解決能力が低い人、すなわち、仕事ができない人の思考回路なんです。
この原因は、一目瞭然!!!
分析の「価格が高い」は、問題点、すなわち、観察の欄に書くべきことなんです。
問題解決能力の低い人は、
観察、すなわち、問題点を発見する際に、掘り下げて考えられていないんです。
問題点を挙げるときに、いかに細かく観察して真の問題点を導き出せるかどうかが、適切な改善案を導き出すための鍵となります。
観察欄に書く内容を細かく考えてみましょう。
観察の際に、なぜ商品が売れないのかを掘り下げて考えます。
例えば、
・商品のカタログが理解されにくい
・商品のPRが下手
・商品自体の価格が高い
・商品の品質が悪い
・・・・・きりがありません。
これでも、浅く実際はもっと掘り下げて問題点を考えるべきです。
例えば、クライアントと話す中で、
「商品のカタログが理解されにくい」という問題点を導き出したのであれば、
どの商品が理解されにくいのかをさらに観察すると、細かく問題点を導き出すことができます。
そのようにすることで、次の段階である分析の際に、その商品に絞って、なぜ、理解されにくいのかを細かく分析することができ、適切な判断を導き出すことができるのです。
みなさんが普段仕事をする中で、
しょーーーもないと思うことでも、
細かく観察して問題点を導き出してみてください。
これは訓練することで、鍛えることができます。
分析については続編で解説しますが、
観察→分析→判断を適切にできるようになれば、どんな業種であろうと、仕事ができる人になれると思います。