
今回は、人類の永遠のテーマについて話したいと思います。
人類の永遠のテーマなんて考えたことがない人がほとんどだと思います。
僕は高校時代に、このテーマについて考え、そのうちの一つについて研究したいと思い、大学院まで進みました。
本記事では、僕が思う人類の永遠のテーマについて解説します。
人類の永遠のテーマは何か?
僕は人類の永遠のテーマは、
「大きすぎるもの」と「小さすぎるもの」であると考えています。
「大きすぎるもの」は宇宙、
「小さすぎるもの」は人体(人間の体の中、細胞レベル)
を示します。
現代では、宇宙科学や医学(生命科学)は、
凄まじい発展を遂げていますが、
他の学問と比べ、未知なことが多い。
その理由として、人間の大きさを基準にすると、
宇宙は大きすぎるし、
人間の体の中(細胞)は小さすぎるため、
特定の研究テーマを考えても、すぐに調べられないことが1つ挙げられると思います。
そのため、その研究をするための研究ツールの開発から進めらなければなりません。
例えば、宇宙のある星の詳細を調べたければ、その星を調査する探査機、すなわち、その星の詳細を調べるための研究ツールの開発を進めなくてはなりませんよね。
人類の永遠のテーマの面白さ
僕は、高校の時に「人類の永遠のテーマ」について初めて考え、
特に「小さすぎるもの」に面白さを感じました。
というのも、「大きすぎるもの」、すなわち「宇宙」は手の届かないところにあるけれども、
「小さすぎるもの」=「人体」は最も近くにある、そもそも自分自身であるのに、未知なことが多く、細胞レベルで制御できないからです。
特に近年では、人類は特定の分野で自分たちを超えるであろう人工知能まで生み出したのに、自分自身を制御することができないなんて、面白くありませんか?
実際に僕は、人類の永遠のテーマに少しでも貢献したく、大学及び大学院で「小さすぎるもの」の研究に取り組みましたが、
そこで、未知なことが多く、やはり「宇宙」とともに、人類の永遠のテーマであることを実感しました。
僕は、酸化ストレスからどのように生活習慣病等が生じるのかを細胞レベルで明らかにしたいと思いました。しかし、原因物質は「小さすぎる」ため、細胞の中でどのようなタイミングで生じるのかを調べる研究ツールがなかったのです。
そこで、細胞内でその原因物質をすぐに捕らえ、蛍光を発して可視化できる物質を開発しました。しかし、その物質は、原因物質を捕らえる速度や安定性等をまだまだ改善する必要があります。
今説明したことは一つの例にすぎませんが、
「小さすぎるもの」=自分自身を知る、さらには制御することは、現代の人類の技術をもっても非常に難しいことがわかります。
人類は、最も身近な自分自身を知るために、ずっと努力し続けていくでしょう・・・